福島県郡山市の家庭教師―津野

「マンツーマン指導」について

確認すべきこと

保護者は、「マンツーマン指導」と言う家庭教師や塾に対し、「マンツーマン指導」とは具体的にどのようなことをしてくれるのか確認する必要があります。

確認する方法

確認するためには、実際の授業の様子を見ることが必要です。

生徒の間違いを直ちに否定する教師は、「マンツーマン指導」に向いていません。生徒が正解しようが間違えようが、教師は、「なぜそう考えたのか」と質問すべきです。

確認する必要性

なぜ確認する必要があるのでしょうか。その理由は、業界での「マンツーマン指導」の意味が誤っているからです。

「マンツーマン指導」の本来の意味

「マンツーマン指導」は、「1人の生徒に対し1人の教師が常に付く」という状況を意味します。

保護者が高いお金を払ってでも「マンツーマン指導」を選ぶのは、学生が集団指導に合わないからです。

集団指導塾は、「何ができないのか」という問題に答えます。他方、「どうしてできないのか」という問題には答えません。したがって、保護者は、「マンツーマン指導」に対し、「どうしてできないのか」という問題に答えることを求めているのです。

何かができない人は、「どうしてできないのか」を分かっていません。「マンツーマン指導」の教師は、問題に向き合った生徒が何を考えているのか分析する必要があります。

「マンツーマン指導」は、「1人の生徒に対し1人の教師が常に付く」を意味します。保護者は、教師に対し、生徒の言動の1つ1つから問題を抽出し、解決することを求めているのです。

「マンツーマン指導」の業界での意味

しかし、「マンツーマン指導」は、業界では、「教師が1人の生徒にしか付かない」が意識されています。

理由1

その理由の1つは、「いつでも質問できる」というアピールから説明できます。

本来、「マンツーマン指導」の教師は、生徒の腑に落ちない所を生徒より先に発見すべきなのです。「いつでも質問できる」というのは、教師がそのような役割を放棄していることを意味します。

理由2

また、ある大手個別指導塾は、次のように言います。

先生1:生徒1ではマイナスなことがあります。それは自分で考えず、分からないところを直ぐに先生に質問してしまうこと。

ここでは、「なぜ分からないのか」という問題が捉えられてはいません。

理由3

本来の意味での「マンツーマン指導」を行うためには、教師自身に高い能力が必要です。しかし、能力のある教師は、現実には、個別指導塾の時給では働きません。

複数対1個別指導塾

このズレから現れたのは、生徒複数人に対し教師が1人いるタイプの個別指導塾です。

仮に、「マンツーマン指導」を「教師が1人の生徒にしか付かない」として考えるとしましょう。すると、次のようなことも「マンツーマン指導」になります。

  • 教師が生徒の自習をただ見ていること
  • テキストをただ単に解説すること
  • 宿題をただ解説すること

そのため、「マンツーマン指導」は、あまり意味がなくなります。その結果、個別指導塾は、教師が生徒の自習を眺めている時間を他の生徒への解説に充てることを考えるようになります。